堺市の全有権者約68万人の個人情報が流出した問題で、堺市は11日、地方公務員法(守秘義務)違反と市個人情報保護条例違反(不正盗用)の両容疑で大阪府警堺署に提出していた元課長補佐の男性(59)=懲戒免職=の告訴状が受理されたと発表した。受理は8日付。
市によると、元課長補佐は有権者の情報を自宅に持ち出し、2014年4月~昨年12月、レンタルサーバーに個人情報を含むファイルを公開状態で掲載したり、動画投稿サイトに配信したりした、としている。【椋田佳代】
堺市内全有権者約68万人などの個人情報流出問題で、市個人情報保護条例違反(不正盗用)と地方公務員法違反(守秘義務違反)の罪で、市が堺署に提出していた元市会計室課長補佐の男性(59)=懲戒免職=に対する刑事告訴状が受理された。市が同署から連絡を受け11日、発表した。受理は8日付。
市によると、元課長補佐は北区選挙管理委員会に在籍していた平成18年度から自作の選挙事務システム構築のため有権者データを自宅にたびたび持ち帰り、市会計室に異動後の昨年4月、売り込みのため、民間のレンタルサーバーにシステムを保存したところ、同4~6月、公開状態になったとしている。