危険ドラッグを販売目的で隠し持っていたとして、大阪府警薬物対策課は13日、医薬品医療機器法違反(販売目的貯蔵)の疑いで、大阪府泉大津市池浦町の中古車販売業、木下武頼(43)と同府東大阪市荒本北のアルバイト、岡田克久(35)の両容疑者を逮捕した。木下容疑者は否認し、岡田容疑者は「自分が1人で持っていた」と供述している。
同課によると、木下容疑者は平成26年9月まで大阪・ミナミのアメリカ村で危険ドラッグ販売店を経営し、岡田容疑者は従業員だった。同課は店舗の閉鎖後も、木下容疑者らがインターネットサイトなどで注文を受け、商品を届けるデリバリー方式で危険ドラッグを販売していたとみて調べている。
逮捕容疑は共謀して昨年3月23日、東大阪市内の岡田容疑者の自宅や車内で、同法で規制されている指定薬物を含む植物片の入ったビニール袋26個(計約60グラム)を販売目的で所持したとしている。