荏原製作所に56億円賠償命令 売った土地から石綿、東京地裁
04/28 18:02
物流ターミナル建設用に購入した土地からアスベスト(石綿)を含む大量の廃棄物が見つかったとして、ヤマト運輸(東京)が売り主の荏原製作所(同)に約85億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、約56億1千万円の支払いを命じた。
判決によると、ヤマトは07年12月、荏原が工場として利用していた羽田空港近くの土地約10万平方メートルと建物を、848億円で買う契約を締結。その後、土地から建材に使われていたスレート片が見つかり、石綿が検出された。
永谷典雄裁判長は、荏原はヤマトが負担した土壌処分費や、施設建設の遅れに伴う費用を支払う義務があると指摘した。
ヤマト運輸が荏原製作所から購入した土地で、有害なアスベスト(石綿)を含む建材が多数見つかったとして、除去費用など約85億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(永谷典雄裁判長)は28日、約56億2千万円を支払うよう荏原製作所に命じた。
判決によると、ヤマト運輸は2007年12月、新しい物流ターミナル建設のため、羽田空港近くに約10万平方メートルの土地を785億円で購入。11年1月に着工したところ石綿を含む建材が見つかったため、撤去して処分した。
訴訟で荏原製作所側は、建材は戦時中に同社の工場が空襲を受けた時のものだと説明。両社は土地売買契約の中で「土地に隠れた欠陥があれば賠償請求できる」と定めており、建材が「隠れた欠陥」に当たるかが争点となった。判決は、「石綿を含む建材は厳格な処理が求められ、『隠れた欠陥』にあたる」と判断した。
以上引用
土壌汚染物質は聞いたことがあるが・・。アスベストもそうなるのか・・・
注意が必要になるな・・。
#土壌汚染 #瑕疵