兵庫県警は10日、交通違反の反則金を納めず、再三の呼び出しに応じなかったとして、県内の23~59歳の男女計20人を道交法違反容疑で逮捕したと発表した。県警は出頭を促すため、4月1日から1カ月間、悪質な違反者に逮捕状の一斉執行を予告しており、20人のほかの8人は自ら出頭して罰金を納め、逮捕を免れたという。
県警によると、事件数では計30件で、逮捕容疑の内訳は速度超過8件▽携帯電話の使用7件▽一時不停止6件▽信号無視4件-など。逮捕された尼崎市内に住む20代男性は「まさか逮捕されるとは思わなかった」、神戸市内の50代男性は「仕事が忙しくて出頭できなかった」と供述したという。
県警は「悪質な違反者の逃げ得は絶対許さない。今後も捜査を継続していく」としている。