毛利県議の政活費問題、14年度以前も 監査請求へ
県議会の政務活動費として、毛利正徳県議(自民党、中津市選挙区)が2014年度に自家用車で地球を1周半以上する距離を走ったと申告し調査旅費を受け取っていた問題で、おおいた市民オンブズマンは「14年度以前の走行距離も長すぎる」として、過去にさかのぼって返還するよう求める住民監査請求をする方針を決めた。
大分市のホルトホール大分で7月31日に開いた拡大役員会で決定。オンブズマンによると、毛利県議の申告距離は10年度には約3万3千キロ、13年度は5万キロを超えている。14年度の県議42人の平均走行距離は約1万キロで、永井敬三理事長は「他の県議と比べ、あまりに距離が長い」と指摘。今後、関連文書の情報公開をして返還請求額などを決める。
14年度の政務活動費を巡っては、毛利県議が今年4月、調査旅費約245万円の全額を返還した。オンブズマンは利息分も返還するよう求めて住民監査請求をしたが、県監査委員は請求の裏付けが不十分として請求対象から除外した。
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毛利県議の政活費問題、14年度以前も 監査請求へ
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