児相の一時保護、親の同意不要に 厚労省、運営指針を見直し
虐待を受けた子どもを親から引き離す「一時保護」に関する児童相談所の運営指針について、厚生労働省は10日までに、これまで原則としていた「保護者の同意」を必ずしも求めない内容に見直すことを決めた。特に子どもの生命に危機がある場合などは、ためらわずに保護するよう明記。児相が慎重になりすぎて対応が後手に回る事態を防ぐ狙いがあるという。
相模原市児相に保護を求めた中学2年の男子生徒が自殺を図り死亡した問題で、両親の同意が得られず児相が一時保護を見送っていた事態を踏まえた対応。市は、8月にまとめた報告書で、国に一時保護の基準を明確化するよう求めていた。
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児相の一時保護、親の同意不要に 厚労省、運営指針を見直し
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