海で「沖に向かう海流」に飲み込まれたときに助かる方法をイラストで分かりやすく紹介
もしビーチへ行く予定のある人はこのガイドをさっと読んでおいてください。そうすれば最悪の事態が起こっても対処法を知っていることで命を救うことができるかもしれません。
岸と逆方向に流れる強いジェット水流を「離岸流」と呼びます。もし離岸流に飲み込まれると、秒速10フィート(秒速約3メートル)で岸から引き離されるため、泳いで岸に戻ることはできません。
「The Art of Manliness」のTed Slampyak 氏が提供した以下のイラストでは、離岸流に飲み込まれたときの対処法を分かりやすく説明しています。まず最初にパニックに陥って体力を消耗しないことが大切です。立ち泳ぎで体を浮かせ続け、周りにライフガードがいれば助けを呼びます。そして離岸流から抜け出すまで並行に泳ぎ続けましょう。たいていの離岸流は20〜100フィート(約6〜30m)くらいの大きさなので、波が岸に向かっていると感じるまで岸と並行に泳ぎ続けます。泳ぎ途中で疲れたら、背泳ぎの体勢で止まってエネルギーを回復します。
遊泳者は離岸流が起こる場所ではたいてい注意勧告がなされているはずです。注意を受けたらプールへ行きましょう。しかしいつも注意勧告を受けられると限らないので、もしもの時のために上記の対処法を知っておくと役に立つことでしょう。
まず落ち着くこと。離岸流で起こる死亡事故はたいてい波に逆らって、疲れて溺れることが原因です。
岸と並行に泳ぐ。岸に向かって垂直に泳ぐと離岸流の力を真正面から受けてしまいます。
離岸流から抜け出したら岸まで泳ぎます。
How to Escape a Rip Current | The Art of Manliness
Patrick Allan (原文/訳:wasabi)
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