大阪・堺市の公園で汚染、460倍の六価クロム化合物を検出
大阪府堺市の公園で、最大で環境基準の460倍の六価クロム化合物が検出されていたことがわかりました。公園に隣接するメッキ工場の解体作業で、化学薬品が漏れた可能性があるということです。 メッキ加工などに使われる六価クロム化合物は、溶液にさわったり、蒸気を吸い込むと発疹や炎症が起きるとされていて、堺市堺区の並松公園では、最大で環境基準の460倍にあたる数値が、検出されました。 市によると、公園に隣接するメッキ工場では、今年5月から解体工事が行われていて、解体業者が公園の一部を車両が通行する道路として使用していたということです。複数の住民から市に「運搬車両から薬品がこぼれたのを見た」との通報があり、今年5月、大人の女性がのどの痛みを訴え病院に行く健康被害があったということです。 「我々住民としては、早く安全でみんなが遊べる公園に戻していただきたい」(近所の住人) 市は既に公園を立ち入り禁止にしていて、今後、詳細な調査を行う方針です。(09日00:06)