オバマ大統領、国連総会で最後の演説 大衆主義を批判
米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で一般討論演説に臨むバラク・オバマ米大統領(2016年9月20日撮影)。
【AFP】バラク・オバマ米大統領は20日、ニューヨークで開かれた国連総会で、任期中最後となる一般討論演説に臨んだ。その中でオバマ氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領や米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏を念頭に、絶対的指導者や大衆迎合主義者らを痛烈に批判した。
オバマ大統領は、繁栄を目指していく上では、米国をはじめ世界各地で台頭してきている「露骨なポピュリズム」よりも民主主義の方がより良い道筋だという見方を示した。
さらに、米大統領選を念頭に置き、「未来が好むのは強い人物だという人もいる。だが私はこの考え方は間違っていると思う」と述べ、「歴史を振り返れば、力に訴える者らには2つの道筋しか残らないことが分かる。一方は永久弾圧で、これは自国内で衝突をもたらす。もう一方は国外の敵への責任転嫁で、戦争を引き起こしかねない」と説いた。【翻訳編集】AFPBB News
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