高校生と企業コラボし商品アイデアコンテスト
大阪 産経新聞
10月6日(木)7時55分配信
讃岐うどん専門店・丸亀製麺を運営するトリドールホールディングス(神戸市)が主催する商品のアイデアコンテストで府立農芸高校(堺市美原区)が考えた「さっぱり、たまねぎ酢うどん」が最優秀賞に輝いた。今月中旬には商品化もされるとあって、メンバーの畑紀華さん(17)、廣田真央さん(17)、外山奈出志子さん(18)=いずれも同校3年=の3人は、「思ってもみなかったので夢みたい」と喜んだ。 コンテストは、高校生の新しい発想でうどんを生み出そうと、府内で農業などを学ぶ高校生を対象に実施。農芸高など府内5校の生徒から計348点のアイデアが寄せられ、書類審査を勝ち抜いた8チームは、最終審査で、シイタケやたこやきを使ったかき揚げなど各チームが考えたうどんのレシピを次々に披露、食材へのこだわりや献立の特徴などをアピールした。 最優秀賞に選ばれた「さっぱり、たまねぎ酢うどん」は、みじん切りしたタマネギに酢などを混ぜ合わせて凍らせたものを、うどんにのせて、だしを注ぎ、温泉卵や、ワカメなどの健康野菜をトッピングして食べるメニュー。試食した審査員からは「斬新な発想で、商品として完成度も高い」との好評を得た。 初めてコンテストに挑戦した3人は、最優秀賞の獲得に「得がたい体験。自分たちが考えたうどんを多くの人に食べてもらって『おいしい』と言ってもらえたら最高」と口をそろえた。(高橋義春)