和歌山)県外学生がみこし担ぎの助っ人 湯浅・顕国神
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拡大する学生たちに担がれて躍動する本みこし=昨年10月、羽衣国際大提供
学生たちに担がれて躍動する本みこし=昨年10月、羽衣国際大提供
湯浅町湯浅の顕国神社で18日にある秋の例大祭で、今年も羽衣(はごろも)国際大学(堺市)の学生が神社の本みこしを担ぐ。かつては担ぎ手がおらず軽トラックの荷台にみこしを乗せる光景が続いていたが、近年は学生らの協力で祭りが活気づいている。
祭りはふるさとの発展を祈り、毎年秋に行われる町の風物詩。今年も神社の「本みこし」と町内各区や子ども会などが担ぐ20基のみこしが約2時間かけて町内を練り歩く。
本みこしは以前、地元の子どもらが担いでいたが、少子化で担ぎ手が不足し、約20年前から軽トラックに乗せて町内を巡るようになっていた。2014年、地域の課題解決のため、県が推進する「大学のふるさと」制度で町と大学が協定を結んだ。「みこしの担ぎ手がいない」と町職員から大学側が聞きつけ、有志の学生を派遣。以来、若者たちに担がれるようになった。宮司の長尾常民(つねひと)さん(46)は「地元の人も神様も喜んでくれていると思う」と話す。
3年目の今年は、同大の観光コ…
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和歌山)県外学生がみこし担ぎの助っ人 湯浅・顕国神
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