阿蘇山、新たな噴火リスク 熊本地震でマグマの通り道
熊本地震で阿蘇山のカルデラにできた地割れなどを調査する、京都大の林愛明教授のチーム関係者=4月30日(同教授提供)
4月の熊本地震で阿蘇山に新たな断層(地中の割れ目)ができ、ここがマグマの通り道となって噴火が起きる可能性があると、京都大の林愛明教授(地震地質学)のチームが20日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
チームは、マグマが噴き出す新たな経路ができたことで、過去に確認されていない場所で噴火が起きる恐れがあるとみて、「リスクの再評価や対策の見直しが必要だ」と指摘している。
今回の研究結果と、今月8日の阿蘇山・中岳第1火口の爆発的噴火との関連は不明という。
熊本地震で阿蘇山のカルデラにできた地割れなどを調査する、京都大の林愛明教授のチーム関係者=4月30日(同教授提供)
4月の熊本地震で阿蘇山に新たな断層(地中の割れ目)ができ、ここがマグマの通り道となって噴火が起きる可能性があると、京都大の林愛明教授(地震地質学)のチームが20日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
チームは、マグマが噴き出す新たな経路ができたことで、過去に確認されていない場所で噴火が起きる恐れがあるとみて、「リスクの再評価や対策の見直しが必要だ」と指摘している。
今回の研究結果と、今月8日の阿蘇山・中岳第1火口の爆発的噴火との関連は不明という。