アスベスト飛散恐れ、30校で簡易給食…札幌
読売新聞 11/2(水) 7:41配信
アスベスト飛散恐れ、30校で簡易給食…札幌
札幌市豊平区の小学校で出されたパンと牛乳が中心の給食(10月31日) 札幌市の小中学校でボイラー用の煙突からアスベストを含む断熱材の剥離が見つかり、給食の調理ができなくなったため、1日現在、30校で計約1万3000人が、パンや牛乳が主体の簡易給食を強いられる異常事態となっている。 簡易給食は最長で2か月続く可能性もあり、児童や保護者らから悲鳴が上がっている。 札幌市は10月20日、市の施設でアスベストを含む断熱材の剥離が見つかったと発表。その後、小中学校でも同様の事例が相次いで見つかった。ボイラー内の剥離を放置すればアスベストが飛散する恐れがあるため、調理を停止。同市白石区の小学校の給食は食パン1枚と牛乳、パインゼリーのみ。児童からは「おなかすいちゃう」と不満の声が上がった。