強姦罪で公判中の海曹長を懲戒免職 海上自衛隊横須賀地方総監部
海上自衛隊横須賀地方総監部は14日、女性を脅迫し暴行するなどしたとして、艦艇開発隊の海曹長の被告(56)を懲戒免職処分にした。被告は強姦(ごうかん)などの罪に問われて横浜地裁横須賀支部で公判中で、15日に判決が言い渡される。
同総監部などによると、被告はことし1月から3月にかけて、警備員を装い当時18歳の女子高校生に万引を目撃したと言い掛かりをつけて脅迫し、横浜市内のホテルなどで複数回にわたって暴行するなどしていた。女性自衛官にストーカー行為もしていたという。
同総監部は「判決がどうあれ(海自として)事実を確認できたため処分を下した」と説明。「所属隊員の法令順守に対する意識の向上を図り、一層の服務事故防止の指導に努める」としている。