安倍首相、「酉年解散」にじます=佐藤、小泉氏が手本?
時事通信社
「酉(とり)年はしばしば政治の大きな転換点となってきた。変化の一年となることが予想される」。安倍晋三首相は4日の記者会見の冒頭発言で、酉年に当たる1969年、93年、2005年にそれぞれ行われた衆院解散・総選挙に触れ、同じ干支(えと)の今年に解散権を行使する可能性をにじませた。
首相は「12年前(05年)、あの劇的な郵政解散があった。さらに12年前(93年)は私が初当選し、自民党が戦後初めて野党になり、『55年体制』が崩壊した歴史的な年だ」と、さかのぼる形で紹介。「佐藤栄作首相(当時)が沖縄返還で米国と合意し、解散・総選挙に打って出た69年も酉年だった」と続けた。
三つの酉年選挙のうち、佐藤氏が実施した69年と小泉純一郎首相(同)が郵政民営化を争点に断行した05年は自民党が大勝。安倍首相が「手本」にしたいと思っていても不思議ではない。
もっとも、解散に関する質問に対し、首相は「今、質問されて初めて解散という言葉が脳裏に浮かんだ。全く考えていない」と、けむに巻いた。 (2017/01/04-17:42)
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まだまだ、油断できない?