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足踏み車椅子 歩く力に…関大と堺の企業開発

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足踏み車椅子 歩く力に…関大と堺の企業開発

2017年01月11日
 ◇「転ぶ恐れなく筋トレ」好評

産学官の連携で完成した足踏み式車椅子(堺市美原区で)
産学官の連携で完成した足踏み式車椅子(堺市美原区で)

 関西大システム理工学部(吹田市)と運搬機器製造会社「をくだ屋技研」(堺市)が共同で、自力での歩行が困難な高齢者のトレーニング用具を兼ねた足踏み式車椅子を開発した。研究者は約10年前にアイデアを形にしたものの、折り畳めないなどの実用化に向けた課題が残っていた。同社が油圧ポンプの技術などを生かして協力し、3年がかりで商品として完成させた。(浦西啓介)

 足踏み式車椅子は、足を乗せる板のかかと部分が左右交互に上下に動く。板とタイヤに水圧シリンダーが取り付けられ、板を踏み込むと水が送り出されて管を通り、タイヤが回転する仕組み。板を踏む動作で、ふくらはぎの筋肉を鍛えることができるという。

 トレーニングの効果を高めるため、水圧を3段階に調整し、踏み込む力を加減できるスイッチも設けた。方向転換は従来と同様にタイヤのハンドルを持って行う。手だけでも動かせる。

 足踏み式を発案したのは、同大学システム理工学部の倉田純一准教授。複数の歯車を組み合わせることで約10年前に完成し、特許を取得した。

 ただ、タイヤの間に歯車がある構造のため折り畳めず、福祉関連商品の見本市などに出展したところ、改良を求める声が寄せられた。大学と堺市が2008年から産業振興などでの連携協定を結んでいるのが縁となり、倉田准教授は大学の担当者からをくだ屋技研を紹介され、13年10月から共同で開発を進めてきた。

 同社の技術を生かし、歯車を多用する代わりに水圧式のシリンダーを採用。折り畳むことが可能となった。水を使うため、サビ対策として部品の素材を鉄製から樹脂に変えるなど、工夫を重ねた。堺市も開発費の一部を助成し、産官学の連携で商品化にこぎ着けた。

 病院や福祉施設での利用を想定。箕面、羽曳野両市の施設で試用してもらったところ、「歩行器を使う訓練と違い、転倒の危険性がない」と好評だったという。倉田准教授は「歩くのは難しくても、車椅子なら少しの力でも前に進めるので、トレーニングに張り合いが出るのでは」と話す。問い合わせは同社(072・362・2111)へ。

2017年01月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun



以上引用
足こぎできるなら車椅子入らない様な気もするが、


たしかに、手で漕ぐんじゃなくて、足で漕いでいる人もいるし、

けど、なんか違うんだなぁ



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