浅間山:火山ガス増加 小規模噴火の恐れ
毎日新聞
噴煙を上げる浅間山の山頂付近。火山ガスが増えている=長野県佐久市から2017年1月19日午後2時46分、武田博仁撮影
気象庁は18日夜、浅間山(長野・群馬県境)の火山活動解説資料を発表した。同日観測した火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が以前より多い1日あたり3600トンに達し、小規模な噴火の可能性があるとして引き続き警戒を呼びかけている。
解説資料によると、火山ガス放出量が3000トンを超えたのは、ごく小規模な噴火があった直後の2015年6月25日以来。今月は11日に1日あたり2200トン、13日に同1500トンを観測し、それ以前の観測値(同1000トン以下)より増えている。火山ガスのうち、二酸化硫黄の増加は、マグマが地下数キロの比較的浅い場所まで上昇してきていることを示すという。
噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)を維持しており、火山活動はやや活発な状態が続いている。【武田博仁】
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