【AFP】米国南部はここ数日暴風雨や洪水、竜巻など厳しい気象状態が続き、ミシシッピ州、テネシー州、アーカンソー州では24日以降、これまでに少なくとも計17人が死亡した。 ミシシッピ州では26日までに10人の死亡が確認され、さらに約60人が負傷した。テネシー州では、24日に川に沈んだ車から遺体で発見された3人を含む6人の死亡が確認された。さらにアーカンソー州でも1人が死亡した。 現地では負傷者も多数出ている他、悪天候の影響を受けた住民は数百万人に上るとみられている。復旧活動が始まっているが、中部などではさらなる悪天候が予想されている。米国はクリスマス休暇を終えた大勢の人たちが移動する時期に当たっており、気象関係者らは空の便の遅れや道路の冠水などに注意を呼び掛けている。 南部6州では25日、12を超える竜巻が報告された他、季節外れの暖かい空気によって発達した暴風雨は、アラバマ州からイリノイ州にかけて、田園地帯などに被害をもたらした。 アラバマ州では洪水や竜巻の被害に対応するため、ロバート・ベントレー州知事が非常事態を宣言した。同州バーミンガムの消防当局者によると、被害は約1平方マイル(約2.6平方キロ)の範囲に集中しており、住宅3棟が倒壊した。死者は出ていないが崩壊した建物などから被災者を救出しているという。 またミシシッピ州とジョージア州でも、悪天候の影響を受けた地域で非常事態が宣言された。【翻訳編集】AFPBB News 【AFP】(更新)米国南部テキサス州ダラスの北部で26日、竜巻や悪天候の影響により、少なくとも8人が死亡した。地元当局が発表した。 竜巻が発生したのは同州ダラス近郊、ダラス・フォートワース大都市圏の一部であるガーランドで、地元当局が発表した声明によると、26日午後6時45分(日本時間27日午前9時45分)ごろに接地した。これまでに5人の死亡が確認された他、人数は不明ながら負傷者も出ており、さらに住居や車などに大きな被害で出ているという。 また地元紙ダラス・モーニング・ニュースは警察の話として、悪天候の影響によりガーランドの北に位置するコリン郡で3人が死亡したと伝えた。 同紙はさらに住民の話として、少なくとも4つの竜巻が発生し、電力ケーブルを引きちぎり、電柱をなぎ倒すなどして同市では停電となり、5万人が影響を受けていると報じた。 米国南部は数日前から暴風雨や洪水、竜巻などの厳しい気象事象に見舞われ、ミシシッピ州、テネシー州、アーカンソー州で少なくとも計17人が死亡した他、数百万人が影響を受けた。復旧活動が始まろうとしていた中、竜巻による新たな悲劇が起きてしまった。 米中部などではさらなる悪天候が予想されており、クリスマス休暇を終えた大勢の人たちが移動している中、気象関係者らは空の便の遅れや道路の冠水などに注意を呼び掛けている。【翻訳編集】AFPBB NewsAFPBB News
米南部で天候大荒れ、17人死亡 季節外れの暖かさで暴風雨
米南部、新たな竜巻などで8人死亡 復旧始まる矢先