米FRB理事が辞表、欠員3人へ トランプ氏政策反発か
米国の中央銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)は10日、タルーロ理事(64)が4月初めに辞任すると発表した。タルーロ氏が10日、辞表を提出した。トランプ大統領が、オバマ政権時代に進めた「金融規制強化法(ドッド・フランク法)」を見直す大統領令に署名したことを受けた辞職とみられる。
現在、定員7人の理事のうち2人が欠員となっていて、タルーロ氏の辞任で3人目となる。トランプ大統領は、前政権時代に強まった金融規制の緩和を訴えていて新理事の指名人事が注目されている。
タルーロ氏は、金融機関によるリスクの高い取引が主因となったリーマン・ショック(2008年)の翌年、オバマ前大統領の指名で理事に就任。大手金融機関の経営の健全性を高めるドッド・フランク法の整備を主導した。任期は22年1月末までだった。(ワシントン=津阪直樹)
米FRB理事、4月辞任=トランプ政権に見切り?
時事通信社
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は10日、トランプ大統領に書簡を送り、4月5日前後に辞任すると伝えた。大統領はタルーロ氏が主導してきた金融規制を大幅に緩和する意向で、規制強化の方針転換に見切りをつけた形だ。
タルーロ氏はオバマ前大統領に指名され、2009年1月に就任。任期は22年1月末だった。トランプ大統領は、タルーロ氏が事実上代行を務めてきた規制担当の副議長と空席の理事2人の指名を急ぐとみられる。
イエレンFRB議長は、タルーロ氏について「金融システムの安全と健全性を確保する枠組み作りを主導した」と、実績を大きく評価した。
理事会メンバーはタルーロ氏の辞任で4人となる。イエレン議長も18年2月に任期を迎えるため、トランプ大統領が指名する後任人事が注目されている。(2017/02/11-09:36)
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まだまだ当分、混乱?が、続くんだろうね