無免許運転の元川崎市議有罪 横浜地裁「常習性は顕著」
無免許で乗用車を運転したとして、道交法違反の罪に問われた元川崎市議の被告(53)=川崎市川崎区=に対し、横浜地裁(片山隆夫裁判官)は16日、「常習性は顕著」として懲役5月、執行猶予3年(求刑懲役5月)の判決を言い渡した。
判決理由で片山裁判官は「2003年4月に免許取消処分を受けた後、再取得しないまま無免許運転を繰り返していた」と指摘。「交通ルールを軽視する姿勢が認められ、犯情は悪い」と批判した。
一方、「市議を辞職し反省の態度を示している」などとして執行猶予が相当とした。被告は閉廷後「判決を真摯(しんし)に受け止め、しっかり更生に努めたい」と述べた。
判決などによると、被告は16年8月、横浜市神奈川区内で乗用車を無免許で運転。一時停止違反を目撃した神奈川署員に呼び止められ発覚した。被告は同11月に議員辞職した。
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無免許運転の元川崎市議有罪 横浜地裁「常習性は顕著」
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