夕張市の企業版ふるさと納税、計8億6700万円 内閣府「群抜いて多い」
北海道新聞社
記者会見で握手する練成会グループの奥山英明会長と鈴木直道夕張市長(左から)=13日、夕張市役所
【夕張】学習塾道内大手の練成会グループ(札幌)は13日、企業版ふるさと納税制度を活用し、夕張市に本年度から5カ年で5千万円を寄付すると発表した。同制度による市への寄付は5社目で、寄付額(計画を含む)は計約8億6700万円に達した。内閣府は「自治体別に集計していないが、夕張市への寄付額は全国の自治体で群を抜いて多い」と話している。
練成会は、夕張高生対象の勉強合宿を行うなど、夕張市を支援してきた。
夕張市役所で記者会見した奥山英明会長は「子どもの人材育成に役立ててほしい」と述べた。鈴木直道市長は、本年度から新たな財政再生計画に基づくまちづくりが始動したことに触れて「夕張のリスタート(再出発)として、子育て世代に向けて(まちづくりを)展開していくための力になる。大変ありがたい」と述べた。寄付を学力向上やキャリア教育の推進などに活用する方針。
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