歩道と車道段差ゼロに 向日市が京都府内初の設置基準
京都府向日市は歩道のバリアフリー化を進めるため、車道との段差を従来の2センチからゼロにする市道の設置基準を、府内の自治体で初めて新設した。来年1月以降の市発注工事に適用する。視覚障害者への対応として点字ブロックの設置も盛り込んだ。
市によると、標準的な車道と歩道の高低差は最大約5センチ。市は2012年に条例で、歩道に勾配をつけて車道との境界部の段差を2センチとする、とした。
市は、高齢者や保護者が、手押し車やベビーカーを使う際に支障があることから、今年12月に新基準を策定。市道を補修、新設する際に用いる。
一方、視覚障害者は2センチの段差で境界を判別していることから、一時停止などを示す点字ブロックを歩道上に敷設し、注意を促すとしている。
市民体育館(同市森本町)西側で実施中の市道改修工事で試行しており、横断歩道につながる歩道や交差点計7カ所で、既に車道との段差をなくした。境界部に埋め込んだ勾配ブロックの表面には溝が施され、視覚障害者が白杖や足の感触で段差を認識できるようにした。
市道路整備課は「高齢者などに配慮し、市民全てが歩きやすいユニバーサルデザインの歩道を整える」とする。
車道との段差をゼロにする工法で整備された歩道。横断歩道の前に点字ブロックを設置し、視覚障害者へ注意を促す(向日市鶏冠井町)
以上引用
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