こども食堂@「体験型」子ども食堂、高齢者と交流 合志市

「体験型」子ども食堂、高齢者と交流 合志市

高齢者のためにエプロン姿で食事の配膳を手伝う子どもたち＝合志市
　合志市須屋のサービス付き高齢者向け住宅「スリースマイル秋桜」の食堂で６日、高齢者との交流を兼ねた“体験型”子ども食堂が開かれた。

　施設を運営する介護事業者サンコーライフサポート（福岡市）が、４月から月１回開いている。この日は、施設の職員とその子どもら約２０人が参加した。

　入居者１１人とボールを転がして点を取るゲームを楽しんだ後、昼食の配膳をお手伝い。子どもたちはエプロン姿でふきご飯やレタスの肉巻きなどを配り、一緒に味わった。熊本市立楠小３年の清水大輝君は「お年寄りとチームになって遊んだのが楽しかった。配膳のお手伝いも頑張れた」。

　同社総合支援室の原川太希志［たけし］さん（３８）は「高齢者とのふれあいを通して、働いて人の役に立ち、食事を受け取る喜びを感じてほしい」と話している。

　施設周辺の小学生以下が無料で参加できる（保護者は有料）。開催日は回覧板や地区の子ども会を通じて告知。隣接する菜園での野菜収穫や調理体験なども計画している。（宮崎あずさ）