「未入所児童」最多1812人 福岡市
西日本新聞
福岡市は28日、市内の認可保育所などに空きがなく入所できない待機児童は4月1日時点で89人で、前年同期比16人増だったと発表した。希望の保育所に入るために順番を待っている子どもを含めた「未入所児童」は同204人増の1812人で過去最多となった。
待機児童がゼロだった2014年(未入所児童は1116人)からともに3年連続で増加しており、子育て世代には厳しい状況が続いている。市は16年度、保育所や家庭的保育事業などの定員を1838人分増やし、17年度は計3万5400人を受け入れたが、入所申込数(3万7212人)が上回った。17年度は約40億円を投入し、保育の受け皿を2千人分整備する予定だが、申し込みが増えているため、高島宗一郎市長はさらに数百人分を追加で整備する方針を示している。
就学前児童に占める保育所の申し込み率は過去最高の43・3%。市は「共働きなどで働く女性が増えているのではないか」とみている。
=2017/04/29付 西日本新聞朝刊=
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