9/24堺市長選、維新候補と現職の因縁対決再び
8/28(月) 19:24配信毎日放送
9/24堺市長選、維新候補と現職の因縁対決再び毎日放送
9月に行われる大阪・堺市の市長選挙は4年前と同じ「維新」対「反維新」因縁の対決に注目が集まります。先週末、維新の候補予定者がひと足先に選挙公約・マニフェストを発表しました。 7月、「百舌鳥・古市古墳群」がユネスコ・世界文化遺産の国内推薦に決定した大阪。お祝いムード一色の中、冷ややかな空気が流れているところが…報告会に参加する大阪府の松井知事と堺市の竹山市長です。
隣同士にもかかわらず挨拶はおろか、目を合わすことすらしませんでした。2人にとっての「因縁の対決」までカウントダウンが始まっていたのです。
それは…9月24日行われる「堺市長選挙」です。現職対、維新候補の構図は4年前の選挙と同じです。今年3月、早々に出馬を表明した竹山市長。4年前は「都構想」に真っ向から反対し、維新候補に圧勝しました。現職だけあってさすがに顔が広い。余裕綽々かと思いきや…
Q.安心して市長選を迎えられますか?
「迎えられません!緊張感があります。やっぱり相手に勢いがありますので。私は今まで以上にチャレンジャーで挑みたい」
その相手は、大阪維新の会公認の永藤英機さん、41歳です。府議会議員2期目ですが、その知名度はまだ高くないようです。まずは顔と名前を覚えてもらうことからのスタートです。必須のアイテムが自転車。マイクがついていて走りながら挨拶ができるのです。
「堺には大きな可能性があります。堺の可能性を発揮するために、大阪維新の会 永藤、取り組んで参ります」(永藤英機さん)
駆け出したばかりの永藤さんですが、26日、竹山市長に一歩さきがけマニフェストを発表しました。中でも問題にしたのが…
「ハコモノ行政の見直し。あり方を根本的に見直したい」(永藤英機さん)
ハコモノとして具体的にあげたのが、おととし3月にオープンした「さかい利晶の杜」。利は千利休、晶は与謝野晶子。堺にゆかりの深い人物を知ってもらう展示施設で茶の湯を体験することもできます。
総工費34億円、年間約2億円かけて運営しています。昨年度の来場者数は33万人。ただ、大人300円の有料ゾーンを訪れたのは3分の1以下の9万3000人です。
「行くたびにお客さんガラガラです。前回行ったときは私以外ひとりでした」(永藤英機さん)
永藤さんは、民間企業に運営を任せるなど抜本的に見直すとします。
これに対し、竹山市長は…
「ハコモノはハコモノで有益なハコモノがあります。世界の人に利晶に来てもらって、千利休や晶子さんを知ってもらう、文化を普及することなんです」(竹山修身市長)
収益を生むことだけが文化施設の存在意義ではないと反論します。それよりも、やはり大きな争点は「都構想」だといいます。
維新の看板政策ですが、今回永藤さんは… 「堺は今やるべき改革が山積している。まずはそこを行わずして議論を進めるべきではない」(永藤英機さん)
マニフェストでも一切触れていません。これを竹山さんは「都構想隠し」と批判します。
「都構想を堺市長選挙で打ち出さないのは維新の都構想隠し」(竹山修身市長) 竹山さんも近くマニフェストを発表する予定で、告示を前に早くも舌戦が始まっています。毎日放送
以上引用
噛み合わない争点。
いじ