公用で使われたタクシーチケットの会計処理が遅れて私費で支払うなどしたとして、神戸市消防局は２４日、係長級の男性職員（４４）を戒告の懲戒処分とした。
消防局によると、職員は経理を担当。２０１４年４月～１５年１月、職員講習の講師の送迎などに使ったタクシーチケット５８回分の代金約２５万円を私費で支払ったとされる。
聴取に対し、職員は「他の事務を優先させていたら、請求処理がたまってしまった。上司にも相談できず自分で支払った」などと説明。１５年４～８月にも、コピー機の使用料や施設の管理委託費など約５３８万円分の業者への支払いを滞らせたという。
職員は８月、別の部署に異動したが、１０月の財務監査で発覚した。私費で支払った分は、職員に返金されたという。（小川 晶）