東芝を3段階格下げ、米S&P 昨年12月に続き
米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は5日、不正会計問題で経営再建中の東芝の長期会社格付けを「BBプラス」から「Bプラス」に3段階引き下げた。昨年12月に市場での資金調達が難しい「投機的」とされる水準に引き下げたが、想定を上回る業績悪化を踏まえてさらに見直した。
大手上場企業の格付けとしては異例の水準だが、医療機器子会社の売却が遅れるなどした場合には、さらに格下げする可能性もあるという。
東芝は4日、2016年3月期連結決算の純損失が従来予想より1600億円悪化し、7100億円になるとの業績予想を発表した。