関西国際空港第1ターミナルビルの入国審査場に国内初の「ファストレーン」が設置され、運用が30日、始まった。国際会議の参加者や航空機のファーストクラスの利用者ら外国人VIPを対象にした専用通路で、入国手続きを優先して迅速に行う。成田空港でも同時に始まった。
関空では南北の入国審査場にそれぞれ2レーン設けられた。列ができた一般レーンを横目にビジネスマンや家族連れが待たされることなく通っていった。
ファストレーンは、政府が推進する「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」に基づき、新関西国際空港会社が国土交通省などと連携して設置を検討していた。【井川加菜美】