JR紀勢線を舞台にした芸術イベントに取り組んでいる「紀の国トレイナート実行委員会」(廣本直子実行委員長)は4月2日、特急くろしおの展望ラウンジを「みかんラウンジ」と名付け、さまざまな種類のミカンを見ながら農家と交流をしたり、ミカンを使ったカクテルなどを飲んだりできるイベントを開く。
実行委では数年前から「夢のみかんプロジェクト」として、和歌山県田辺市の農家らと一緒に都市住民も交えて新品種を目指した交配に挑戦したり、都市部でミカンの食べ比べをしたりといった取り組みをしており、今回のイベントもその一環として企画した。
当日は新大阪発(午後1時15分)新宮着(同5時19分)と、新宮発(同5時55分)周参見着(同7時14分)の列車に「みかんラウンジ」を設ける。田辺市内の農家らの協力で集めた15~20種類のミカンを見ながら若手農家と交流し、「みかんBAR」としてバーテンダーによるカクテルやソフトドリンクの販売もある。
廣本実行委員長(40)は「トレイナートは秋がメーンだが、一年を通じて地域の魅力を発信したい。展望ラウンジを使ったイベントは今回が初めて。ぜひ気軽に乗車していただければ」と話している。
問い合わせは同実行委員会(080・9476・6390)へ。
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電車空間が交流の場になる。新たなユニークな取り組み