観光地での盗撮被害防止を訴えるポスター（京都府警本部）

　京都の観光地で盗撮事件が多発する中、京都府警は被害防止を訴えるポスターとチラシを作成した。「盗撮は犯罪」と警告する約５千枚を全国の教育委員会などに配り、修学旅行生や観光客に注意を促す。
　木津川市の助産師三輪桜子さん（２２）がデザインし、寺の山門の階段でスカートの下にカメラが差し込まれる様子などを描いた。「カメラきぃつけよしや」と、周囲に不審な撮影者がいないか警戒するよう、女性たちに呼び掛けている。
　府警は昨年、清水寺周辺で取り締まりを強化。盗撮の疑いで、男７人を検挙し、５人に指導警告した。