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レンサ球菌咽頭炎、過去10年同期で最多-36都道府県で患者増

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レンサ球菌咽頭炎、過去10年同期で最多-36都道府県で患者増

医療介護CBニュース 4月26日(火)15時57分配信



 主に小児が感染して気管支炎などを起こすA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者報告数が過去10年の同期比で最多となっていることが26日、国立感染症研究所がまとめた11日から17日までの週の患者報告で分かった。36都道府県で前週から増えており、患者が倍増した高知県は「例年、春から初夏に報告数が増えることが多く、今後の動向に注意が必要」としている。【新井哉】

■前週比24%増加、北海道の一部で警報値の5倍超に

 11日から17日までの患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比24%増の定点当たり2.3人となった。都道府県別では、山形が6.0人で最も多く、以下は鳥取(5.63人)、北海道(5.21人)、岩手(4.1人)、宮崎(3.22人)、石川(3.14人)、鹿児島(3.09人)、富山(3.08人)、新潟(3.05人)、群馬(3.03人)などの順だった。

 昨年10月ごろから高い値で推移している地域が少なくない。約5カ月間、警報が解除されない状態が続いている鳥取県は「今後も大きな流行が継続する恐れがある」と指摘。罹患した場合は、早めに医療機関を受診するよう促している。

 北海道の4つの保健所管内では警報基準値(8.0人)を上回っており、特に浦河保健所管内では、昨年10月に警報を発令した後も流行が収まらず、現在の患者報告数は警報基準値の5倍超の42.0人となっている。

■首都圏でも軒並み増加、目立つ小児の患者報告

 首都圏の4都県でも軒並み増えた。埼玉県は「東松山保健所管内で大きく増加し、熊谷、川越市保健所管内からの報告が多い」と説明。東京都の荒川区(6.25人)や千葉県の香取(7.33人)の保健所管内でも多かった。

 小児の患者報告が目立っている。埼玉県によると、年齢別では4歳が最も多く、4-7 歳が全体の半数超を占めた。東京都では7歳以下が6割超を占め、6歳が最も多かった。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、レンサ球菌が引き起こす感染症で、発熱や咽頭炎、扁桃炎、発疹などの症状が出る。気管支炎を起こすことも多い。主に小児の間で発生し、冬季や春から初夏にかけて流行する傾向がある。鼻汁や唾液中の菌の飛散などで感染し、家庭や教育施設での集団感染が多い。予防法は、患者との接触を避けるほか、うがいや手洗いなどが有効とされている。


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