「おにぎりから毛が出てきた」などと嘘の苦情を言い、賠償金名目で食品会社から金をだまし取ろうとしたとして、京都府警伏見署は6日、詐欺未遂容疑で、京都市伏見区内の無職の男(53)を逮捕した。同署によると、容疑を認めているという。
逮捕容疑は4月13日、三重県桑名市にある食品会社の工場に「昨日買ったおにぎりの中から毛が出てきた」「毛を食べて体調が悪くなった。薬代がかかった」などと嘘の苦情をいい、現金約6千円をだまし取ろうとしたとしている。
同日午後9時ごろ、対応のため男の自宅を訪れた同社の社員が不審に思い、現金を支払わず、同署に通報した。
4月以降、同署には同様の手口による被害の相談が2件寄せられているといい、関連を調べている。