気象庁は6日、新潟焼山(やけやま)(2400メートル)でごく小規模な噴火が発生したとみられると発表した。
山頂から半径約1キロは今年3月に立ち入りが規制されており、噴火警戒レベルは「1(活火山であることに留意)」を維持する。
同庁によると、同庁職員が6日、上空からの観測で山頂付近に火山灰が噴出しているのを確認し、ごく小規模な噴火が起きたとみられると判断した。噴火の時期は特定できていない。焼山では昨年夏頃から山頂東側の斜面で噴煙がやや高く上がり、同年12月下旬からは噴煙量も増加。今月に入って火山性地震が増えていた。
焼山では1974年夏に噴火が起き、山頂付近にいたキャンプ中の学生3人が犠牲になった。同庁は今後の火山活動の推移に注意するように呼び掛けている。
気象庁は6日、新潟県の新潟焼山(やけやま)でごく小規模な噴火が発生したと発表した。同日昼過ぎ、山頂東側の噴気孔周辺に、火山灰が積もっているのを上空から確認した。噴火の時期は不明だが、気象庁は「登山者は地元自治体などの指示に従って、危険な地域には立ち入らないでほしい」と呼びかけている。噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)を維持する。
気象庁によると、新潟焼山で噴火が確認されたのは1998年春以来。今年3月から山頂から半径1キロ以内の立ち入りが規制され、今月1日以降、小さな火山性地震が増加していたことから、監視を続けていた。1日に23回だった地震は、5日は15回、6日は1回と減少傾向にあり、同庁は「活動は落ち着いてきている」とみている。【円谷美晶】
気象庁地震火山部などは6日、新潟県と長野県の境にある新潟焼山(標高2400m)で「ごく小規模な噴火が発生した模様だ」と発表しました。噴火警戒レベルは「1」(活火山であることに留意)のままですが、同庁では今後も想定火口内に影響を及ぼすような噴火が発生するおそれがあるため、火山活動の推移に注意し、地元自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。
新潟焼山では今月1日以降、振幅の小さな火山性地震がやや増加しており、4日以降は低周波地震も発生。6日午後に上空から観測したところ、山頂東側の噴気孔周辺に降灰を確認したことから、同庁は新潟焼山で「ごく小規模な噴火が発生した模様だ」と発表しました。なお、噴火の時期については不明だということです。
同庁によると、新潟焼山では2015年夏頃から山頂部東側斜面の噴煙がやや高く上がる傾向が認められ、2015年12月下旬からは噴煙量も多くなり、2016年1月頃からは山体が膨らむ僅かな地殻変動が観測されていたということです。
気象庁は6日、新潟・長野両県境の新潟焼山(標高2400メートル)を航空観測したところ、山頂東側の噴気孔周辺に降灰を確認したと発表した。
ごく小規模な噴火が起きたとみられるが、時期は不明という。
同庁は噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)を継続するが、山頂から1キロ以内は立ち入りが規制されており、登山者らに注意を呼び掛けている。
焼山では昨年の夏から噴煙がやや高く上がり、12月下旬から量も増加。今年1月ごろからわずかな地殻変動が観測され、今月1日からは振幅の小さな火山性地震がやや増えていた。