民進党の枝野幸男幹事長は21日、徳島市内で講演し、安倍晋三首相が夏の参院選に合わせて衆院解散・総選挙に踏み切る可能性に関し、「首相が腹の中で何を考えているのかは分からないが、8割方ダブル選挙だと思った方がいい」と述べ、衆参同日選を見据えた選挙態勢を構築する考えを示した。
共産党の志位和夫委員長も東京都内での講演で「ダブル選なら(今国会会期末の)6月1日に衆院解散という段取りになるだろう。残りの時間は少ない」と指摘。野党間の調整について「具体化を加速し、安倍政権を倒す上で最も効果的な共闘態勢を築くために知恵と力を尽くしたい」と語った。