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<御坊市長選>現職の柏木氏7選、二階氏の長男を大差で破る

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和歌山・御坊市長選 前代未聞の選挙…2万5千人の首長戦に閣僚や大物議員が続々

産経新聞 5月23日(月)8時23分配信



 「刷新」か「継続」か-。“二階王国”を二分した今回の市長選で、市民は現職の柏木征夫氏を選んだ。和歌山県御坊市は衆院選で自民党総務会長、二階俊博氏が8割の票を獲得するなど圧倒的な強さを誇る地盤。異例の戦いとなったが、市民は冷静に「継続」の道を選んだ。

 今回の市長選は、12日の俊樹氏の決起集会で、それまで立場を明らかにしていなかった二階総務会長が表立って俊樹氏を支持した。それを皮切りに、人口約2万5千人の地方の首長選に、閣僚や自民党の大物議員らが続々と押し寄せた前代未聞の展開となった。このことは、裏を返せば盤石なはずの地盤が揺らいだ二階氏の危機感の表れともいえる。

 一方で、市民が置き去りにされてはいなかったか。

 同市は人口減少や津波対策など課題は山積みだ。しかし、選挙戦では訪れた大物議員らが話題をさらうばかりで、大きな争点がないままに終わった。取材した市内の主婦(55)は「財政は厳しいが市を良くしてくれる人を見極めたい」と話したが、その判断材料は乏しかったのではないだろうか。

 これまで大差か無投票で結果が出てきた市長選が、今回は全国から注目を集めた。激戦となった背景には24年にわたる柏木市政への不満もにじむ。戦いを制したとはいえ、喫緊の課題を前に、柏木氏には現状維持に甘んじない政策を実行することが望まれている。(地主明世)

和歌山・御坊市長選 「頑張りが不十分だった…」二階氏の長男、俊樹氏が敗戦の弁

産経新聞 5月23日(月)8時19分配信



 柏木征夫氏に敗れた二階俊樹氏は22日夜、和歌山県御坊市薗の選挙事務所で支持者らを前に「私の頑張りが十分でなかったばかりに結果に結びつかなかったことをおわびしたい。これからもふるさとの御坊市のために頑張っていきたい」と述べた。

 二階俊博氏の秘書を約20年務め、「御坊刷新」を掲げて選挙戦を展開。街頭演説や個人演説会には二階氏や森山裕・農林水産相らが応援に駆けつけていた。

和歌山・御坊市長選 「市民が“大きな力”に立ち向かう勇気を」二階氏の長男おさえ、柏木氏が7選

産経新聞 5月23日(月)8時26分配信



 保守の牙城が分裂するという異例の事態として注目を集めた和歌山県御坊市長選。22日の投開票で、現職の柏木征夫氏(75)が、自民党総務会長の二階俊博氏の長男で元政策担当秘書の新人、二階俊樹氏(51)=自民、公明推薦=を破って7選を果たした。保守層の票を奪い合う激しい分裂選挙。俊樹氏の応援のために大物議員らが駆けつけるなど盛り上がりをみせる一方で、柏木氏はこれまでの実績を地道に訴え続け、支持を集めた。当日有権者数は1万9862人。投票率は78・10%(前回58・25%)。

  同市島にある柏木氏の選挙事務所には、同日夜、大勢の支持者らが詰めかけた。当選確実の一報が入ると拍手と歓声があがった。笑顔で姿を見せた柏木氏は支持者らから大きな拍手で迎えられ、全員で一斉に万歳三唱。抱き合ったり肩をたたき合ったりして当選を喜んでいた。

 柏木氏は「今回の選挙は市民の皆さん一人一人が巨大な力に立ち向かう勇気を持ってくださった結果」と喜びを語った。

 柏木氏は平成4年に二階俊博氏の支援を得て初当選。6期24年を務めていたが、俊樹氏が2月に出馬表明したことを受け、「特定の人に偏った形で市政を運営されると大変なことになる」などとして3月議会で出馬を表明。選挙期間中には市内をくまなく選挙カーでまわり、街頭演説などで「しがらみのない堅実で誠実な市政運営」を訴えていた。

二階氏長男が敗れる 現職7選 和歌山・御坊市長選

朝日新聞デジタル 5月22日(日)23時5分配信



 和歌山県御坊市長選が22日投開票され、現職で無所属の柏木征夫(いくお)氏(75)が、自民党総務会長の二階俊博氏(77)の長男で元秘書の俊樹氏(51)=無所属、自・公推薦=を破り、現役市長では全国最多の7選を果たした。投票率は78・10%(前回58・25%)だった。

【写真】「おひざ元」で敗北し、支持者らにあいさつする二階俊博・自民党総務会長(中央)と、落選した長男の俊樹氏(右)=22日午後8時50分、和歌山県御坊市薗、森本大貴撮影

 柏木氏は同市の事務所前で支援者らに「巨大な力に勇気を持って立ち向かってくれて、今日の結果につながった」と語った。また報道陣には「国会議員の選挙ではないが、途中からそういう様相になった。私は国に逆らった覚えは、これっぽっちもない」と述べた。

 元県職員の柏木氏は、御坊市出身の二階氏の支援を受けて1992年から6選を重ねた。しかし今回は俊樹氏の立候補により、「二階王国」が真っ二つに割れる選挙戦に。有権者からは「何とか仲直りを」と政界へのパイプや今後のしこりを懸念する声も聞かれる。

 柏木氏陣営は「(俊樹氏側から)圧力がかかるから」と大規模集会を控え、地区ごとの「市政報告会」を積み重ねた。告示日に俊樹氏は選挙事務所前に市外からも動員して1500人を集めたが、柏木氏側は約600人。ただ、柏木氏陣営は「招待状を送っただけでこれだけ集まった」と手応えをみせていた。

 俊樹氏は父親の政界人脈も使った国政並みの組織戦で臨み、千人規模の集会を重ねた。告示前後から自民党の稲田朋美政調会長や森山裕農林水産相、小泉進次郎氏、漆原良夫・公明党中央幹事会長ら国会議員が次々と御坊入り。当初は静観していた父の二階氏も告示後は御坊市に詰めてマイクを握るなど精力的に長男を支援した。

 落選した俊樹氏は事務所前で支援者らに「私の頑張りが十分でなかったばかりに、皆様の熱い思いを結果に結び付けることができなかったことに心からおわびを申し上げる」と陳謝。父の二階氏は「本人を含めて未熟さが表に現れたのかもしれない」としつつ、「敗軍の将は兵を語らずというが、若い人を中心に力強い支援を頂いた。何ら悔いはない」とあいさつした。(藤井満)

<御坊市長選>現職の柏木氏7選、二階氏の長男を大差で破る

毎日新聞 5月22日(日)21時10分配信



 ◇「何ら悔いることはない」二階総務会長

 二階俊博・自民党総務会長の地元で自民支持層を二分する選挙戦を繰り広げた和歌山県御坊市長選は、現職の柏木征夫氏(75)が有効投票の6割強を獲得し、現役市長で全国最多となる7選を達成。自民、公明の推薦を受けた二階氏の長男俊樹氏(51)を大差で破った。二階総務会長は22日夜、支持者に感謝しつつ「本人を含め多少の未熟さが表に現れた。ただ、何ら悔いることはない」と語った。投票率78.10%は前回(58.25%)を20ポイント近く上回った。

 御坊市ではこれまで、自民支持層が国政から地方選挙まで一枚岩となって「二階王国」を支えてきた。柏木氏も県職員だった四半世紀前に二階総務会長が擁立。過去6回の選挙で無投票が4回、残る2回も圧勝だったが、今回は二階総務会長の政策秘書を務めた俊樹氏が出馬し、異例の保守分裂選挙となった。

 二階総務会長の後ろ盾を失った選挙戦で、一部の地元企業や主要産業の花卉(かき)生産農家などが柏木氏を支援。野党支持者ら「反二階」の有権者も味方につけた柏木氏は、相手候補を意識して「しがらみのない堅実な市政運営」などをアピールした。

 俊樹氏は二階総務会長の持つ組織力を活用。小泉進次郎衆院議員らが応援に駆け付け、国政選挙並みの態勢で臨んだが及ばなかった。敗戦の弁を聞いた市内の主婦(53)は「若い人にも関心が高く数百票以内で競ると思っていた。何があったんだろう」とぼうぜんとしていた。二階総務会長を支持してきた市内の元会社経営者(71)は「長男の落選が二階総務会長の権威や力に影響するのも心配だ」と話した。【山本芳博、倉沢仁志】

二階氏長男敗れ、現職7選…和歌山・御坊市長選

読売新聞 5月22日(日)20時59分配信



 和歌山県御坊市長選は22日投開票され、現職の柏木征夫氏(75)(無所属)が新人の二階俊樹氏(51)(無所属=自民、公明推薦)を破り、7選を果たした。

 同市は自民党の二階俊博総務会長(77)の地元。柏木氏は二階系の市長としてこれまで二階氏を支え、一方、俊樹氏は総務会長の長男で地元秘書を務めていたため、「二階王国」を二分する選挙として注目を集めていた。

二階俊樹氏敗北 二階王国、陥落 長男が落選し、絶大な権勢にも影響か

産経新聞 5月22日(日)20時46分配信



 自民党の二階俊博総務会長のおひざ元、和歌山県御坊市の任期満了に伴う市長選は22日、投開票が行われ、即日開票の結果、現職の柏木征夫氏(75)が、二階氏の長男で元政策担当秘書の俊樹氏(51)=自民、公明推薦=を退け、7選を果たした。御坊市は「二階王国」とうたわれる二階氏の長年の地盤。牙城の陥落は、国政での二階氏の力にも少なからず影響しそうだ。

 同日夜、市内の俊樹氏の選挙事務所では、落選が決まると、詰めかけた地元の国会議員や県議らは、沈痛な表情を浮かべ、重苦しい雰囲気が広がった。

 今回の市長選は、安倍晋三政権の閣僚や自民の稲田朋美政調会長、小泉進次郎衆院議員らが俊樹氏の応援に入るなど、人口約2万5千人の自治体としては異例ずくめの選挙戦だった。

 二階氏父子と対峙することになった柏木氏自身、平成4年の市長選に二階氏の求めで出馬し、二階氏系の県議や市議らの支援で当選を重ねてきただけに、二階氏も当初は情勢を静観していた。ところが俊樹氏の劣勢が伝えられるようになると、「自分の選挙でもここまではしなかった」(柏木氏の陣営関係者)と言われるほど、積極的に街頭演説に繰り出し、俊樹氏の支持を呼びかけた。地元の有力者には二階氏自ら電話をかけるほどの念の入れようだったという。

 これまで、無類の選挙の強さが二階氏の力の源泉だっただけに、地元を二分した上、長男が敗北を喫したことで、国政や関西政界での影響力の低下は避けられそうにない。自民の地方議員は、「二階先生や閣僚らの熱心な応援が『父親がいなければ何もできないのか』とかえって市民から反発を招いたのかもしれない」と嘆いた。


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