【高校ダンス部選手権】コテコテの「大阪のおばちゃん」をダンスで表現 大阪府立登美丘高校
【第9回日本高校ダンス部選手権 近畿・中国・四国大会】1日目Aブロック ビッグクラス 「大阪のおばちゃん」の衣装で演技を披露する大阪府立登美丘高校=10日午後、神戸市中央区の神戸文化ホール(彦野公太朗撮影)
昨年の全国大会でビッグクラスを制した大阪府立登美丘高校は「大阪のおばちゃん」をテーマにコミカルで息の合ったダンスを見せた。その“コテコテ”ぶりに、会場は爆笑の渦に。圧倒的なパフォーマンスで全国大会への切符をつかみ取った。
ヒョウ柄などのド派手な衣装に身を包んだメンバー40人は紫、茶、黄色といったカラフルなパンチパーマなどのカツラをかぶって舞台に登場。おばちゃんたちが若かりし時代、1980年代から90年代にかけてヒットした「ABBA(アバ)」やマドンナなどのヒットナンバーに乗せ、キレのある踊りを披露した。
キャプテンの前島樺凛(かりん)さん(17)らによると、強烈なキャラクターを持つ大阪のおばちゃんを、個性豊かなメンバーがダンスで表現したら面白いとテーマに選定。大阪のおばちゃんらしさを表現するため、必須アイテムである“あめちゃん”を投げるポーズや、がに股で歩く振り付けなどをメンバーらで考案した。
衣装も1着千円以内を目安に、普段は絶対行かないような駅前の商店街にある洋服店で購入するなどしておばちゃんらしさを追求。身も心もなりきったダンスで観客を魅了した。