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路面電車のレトロ駅名標街を彩る ホーム改修、駅名変更で歩道に移設

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福井新聞ONLINE
路面電車のレトロ駅名標街を彩る ホーム改修、駅名変更で歩道に移設

歩道に設置された木田四ツ辻の駅名標とパネル=31日、福井市西木田2丁目
 福井市西木田1、2丁目の県道(通称フェニックス通り)交差点近くの歩道2カ所に、福井鉄道福武線の旧木田四ツ辻停留場に設置されていた駅名標が立っている。

福井市と越前市を結ぶ福井鉄道は福井市の中心部を路面電車として走り、旧木田四ツ辻停留場は路面区間の最後の駅だった。

 あんどんのような味わい深いデザインがレトロな雰囲気を醸し出し、通行人の目を引いている。

 駅名標の高さは支柱を含めて166センチ。長方形パネル(高さ83センチ、幅40センチ)の四方に「木田四ツ辻」などと記され、車が停留場に衝突するのを防ぐための黄色い回転灯がそのまま置いてある。今年2月、ホーム幅を約3倍に広げ、バリアフリー化した新停留場が付近に開業し、名称も「商工会議所前(木田四ツ辻)」と生まれ変わったのに伴い、県が3月末に旧停留場近くの歩道に移設した。

 駅名標のそばには旧停留場の紹介パネルが展示され、戦前の1933(昭和8)年10月15日に木田四ツ辻の名称で開業したことや、移設前の写真、配置図などが分かる。

 江戸時代、この付近は北国街道沿いで、木田四ツ辻の名称はその名残とみられる。

 県交通まちづくり課の猪嶋宏記課長は「由緒ある名前の付いた停留場が、この近くにあったことを長く記憶にとどめてほしい」としている。福鉄の村田治夫社長も「福鉄や停留場の歴史に散歩がてらに気軽に触れてもらえれば」と話している。


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