堺市、原池公園第３期・野球場整備等
１７年度から野球場造成・建設工事着手堺市原池公園野球場
堺市は、同市中区の「原池公園」における第３期整備事業として、高校野球や社会人野球の公式戦等が開催できる「（仮称）原池公園野球場」の整備を計画し、１７年度から造成工事及び建設工事に着手する。また、第３期の早期整備に向け、都市開発資金による先行用地取得の買戻し及び野球場建設に先立つ公園基盤整備を実施する。公園全体の完成は２１年度を予定している。 （仮称）原池公園野球場は、高校野球夏季予選大会や社会人野球全国大会予選、プロ野球２軍戦などの高い競技レベルの試合が行えるように内野は黒土、外野は天然芝、両翼１００ｍ、センター１２２ｍ（プロ野球公認規格）、施設規模はＲＣ造３階建延約６４００㎡（建築面積約３５００㎡）。スタンドは収容人員を５０００人とし、内野スタンド３０００席、内野芝生席１０００人、外野芝生席１０００人で、内野スタンドバックネット裏に屋根を設置する。この他の設備は公園周辺に影響を与えない照度のナイター設備を整備し、防球ネットは公園利用者の安全を確保する高さを設定する。また、車いす観覧スペースや、階段・スロープ等が利用しやすいユニバーサルデザインに配慮した施設整備を行う。 第３期事業で整備する「園路」は、既開園エリアと合わせ、ウォーキング・ジョギングコースを整備し、園路沿いに健康遊具を配置した場所を２か所整備する。「広場」は多目的グラウンドに子ども向け複合遊具と休憩施設を配置し、防災トイレ及び非常用ヘリポートのスペースを確保する。「駐車場」は普通車約３４０台、大型車約１０台を増設。入退場ゲートを増設し、既存北側出入口部分の改修を実施。 原池公園は、既に第１期で体育館等、第２期で修景池・スケートボードパークも整備されており、金岡公園とともに同市に２つある運動公園の一つ。公園面積は１７・５haあり、体育館等で７・４haが開設済、未開設となっている残りの約１０・１haにおいて、第３期整備事業として野球場を整備するほか、各種レクリエーションやグラウンドゴルフなどが行える広場、駐車場、園路などの整備を行う。第３期整備の方針は▽本格的な野球場の設置（高校野球夏季予選大会や社会人野球全国大会予選、プロ野球２軍戦などの競技が行える球場の整備）▽健康・レクリエーション機能の充実（ウォーキングやジョギングなどスポーツ健康運動や、子どもの育成、市民の休養・休息の場となる施設の整備）▽安全・安心な公園づくり（災害時には避難地としての防災機能が発揮できる施設の整備）▽景観に配慮した公園整備（周辺の景観に配慮した施設の整備や樹木等の植栽）―となっている。