証明書偽造問題で勝央町長陳謝 起訴の職員は懲戒免職
岡山県勝央町の水嶋淳治町長は8日、有印公文書偽造容疑などで逮捕、起訴された同町産業建設部参事補の森本弓男容疑者(52)=同町勝間田=を同日付で懲戒免職処分にしたと発表し、「町民の皆さまに深くおわびする」と改めて陳謝した。
森本容疑者が7日に起訴されたことを受け、町役場で会見した。水嶋町長は「極めて悪質な行為と言わざるを得ない。全職員への指導を徹底し信頼回復に努めていく」と述べ、幹部職員らでつくる内部調査検討委員会で問題究明と再発防止に取り組んでいるとした。
監督責任を取り、町長は来年1月から3カ月、副町長は2カ月、給与の10分の1を減額する考えも示した。
一方で、森本容疑者が公用パソコンで担当外の税徴収システムにアクセスした際に使ったとされる「共有ID」が作られた経緯などに関しては「退職者を含む関係職員へ聞き取り調査中」として詳細な報告を避けた。
森本容疑者は11月17日、町税を滞納していた知人の同町黒土、自営業三輪悦子容疑者(67)=有印公文書偽造・同行使容疑で逮捕、起訴=の納税証明書を偽造した疑いで逮捕された。今月7日には、他の2通の納税証明書を偽造したとして再逮捕されている。
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