講談社編集次長、大阪の実家直撃で見えたセレブな生い立ち 両親ともに経営者、羽振りよく…長期休暇にはハワイ (1/2ページ)
2017.01.18 プッシュ通知 子供時代から優秀だったという朴容疑者。
事件当日、自宅で何があったのか＝東京都文京区 子供時代から優秀だったという朴容疑者。事件当日、自宅で何があったのか＝東京都文京区【拡大】
朴鐘顕容疑者
講談社の「モーニング」編集部編集次長、朴鐘顕（パク・チョンヒョン）容疑者（４１）が東京都文京区の自宅で、妻の佳菜子さん＝当時（３８）＝を殺害した容疑で１０日に警視庁に逮捕されてから１７日で１週間。朴容疑者は逮捕後に容疑を否認した後、黙秘を続けており、事件の真相は見えないままだ。優秀な漫画編集者である一方、佳菜子さんがＤＶ被害を訴えるなど、裏の顔も垣間見える容疑者の生い立ちに迫った。 逮捕前の任意の事情聴取で、「妻は首をつって自殺した」と説明した朴容疑者だが、捜査１課は、佳菜子さんには自殺の動機も見当たらず、現場へ第三者が侵入した痕跡もないことから、朴容疑者が殺害したと判断。逮捕へ踏み切った。 朴容疑者は有名進学校の大阪府立三国丘高校から京都大法学部に進み、卒業後の１９９９年４月に講談社へ入社。中核とされる人気漫画雑誌「週刊少年マガジン」の担当を十数年務め、逮捕時も「モーニング」の編集次長を務めていた。 実家は、大阪府堺市内の住宅街の一角にある一部３階建ての民家。８９年ごろに建てられたもので、近くに住む人によると、朴容疑者の父親は１０年ほど前に死去し、母親らが暮らしているとみられる。夕刊フジ記者が訪ねた際には不在だった。 登記簿によると、土地の所有者は喫茶店や飲食店、ホテル、パチンコ店の経営、不動産売買、コンサルタント業、産廃収集運搬処理業を主な業態とするファミリー企業で、朴容疑者も取締役に名を連ねている。 近くの飲食店に勤める女性（６７）は、「とても立派な家が新築されたので覚えている。転居以前は長屋のようなアパートで暮らし、生活が大変だったと聞いたが、転居後は羽振りが良い様子で、長い休みになると『ハワイに行く』などと話していた」 朴容疑者の父親は焼き鳥店や薬局、母親もパチンコ店を手がけていたという。 朴容疑者には弟と妹がいるが、「小学校のころから私立の学校に通い、勉強ができる子という印象で、兄妹の中でも特に期待されていたと思う。高校生くらいの年頃になると、膝が破れたジーンズをはいたり、ちょっと派手な格好をしていたが、特に不良ぶった感じはしなかった」と前出の飲食店勤務の女性は話す。 「大学に入って家を出てからも、毎年夏休みや冬休みには里帰りしていたようで、最近も実家近くで子供を抱いている姿を見た。最近は近所付き合いがないので詳しい事情はわからないが、お兄ちゃんが子育てに悩んでいるというような話は聞いたことがなかった。ニュースで事件を知ってからも、『まさか』という思いでいまだに信じられない」