元川崎市議に5月求刑 無免許運転13年間 地裁初公判
無免許で乗用車を運転したとして、道交法違反の罪に問われた元川崎市議(53)=川崎市川崎区=の初公判が25日、横浜地裁(片山隆夫裁判官)で開かれ、同被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。検察側は、被告が13年間にわたり無免許運転を続けていたと明らかにした上で、懲役5月を求刑し即日結審した。判決は2月16日。
検察側は論告で「毎日のように通勤で車を使い、常習的な行為で違法性は高い」と指摘。「順法精神の鈍麻も著しく懲役刑に処するのが相当」と述べた。
被告人質問で同被告は、免許取り消しの理由を「駐車違反の累積で呼び出しがあったにも関わらず出頭しなかった」と説明。「多くの支援者の思いを裏切り、申し訳ない」と謝罪した。弁護側は「すでに議員辞職して社会的制裁も受けた。寛大な判決を」と求めた。
起訴状などによると、同被告は2016年8月、横浜市神奈川区内で乗用車を無免許で運転。一時停止違反を神奈川署員が目撃し、発覚した。同被告は川崎市川崎区選出で市議に4回当選したが、事件を受け同11月に辞職した。
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元川崎市議に5月求刑 無免許運転13年間 地裁初公判
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