尾鷲市立図書館サークル わらべうたの冊子制作 地域伝承の歌詞比較
【尾鷲】尾鷲市立図書館サークル「わらべうたの会」(村山順子代表=現在活動休止)は尾鷲市に伝承するわらべうたを集めた冊子を制作した。
地域で歌い継がれてきたわらべうたは、親子が歌いながら遊び、触れ合うことで、子どもの体の機能の発達を促すとされている。
村山さん(77)らはわらべうたを親子のコミュニケーションツールの一つとして活用してもらいたいと平成二十五年に同会を立ち上げ、月に一度親子に楽しさや面白さを伝えてきた。
冊子には「まりつき」「おて玉うた」など同じ歌でも市内各地で異なる歌詞を紹介しているほか、乳幼児期の親子のスキンシップの仕方や「花いちもんめ」や「ずいずいずっころばし」など全国的にも親しまれている歌と遊び方の説明もある。
制作にあたり、六十―七十代の地域の高齢者に聞き取り調査を実施し、一年かけてまとめた。冊子は百冊発行し、市内の保育園や幼稚園などに配布した。同館でも貸し出す。
村山さんは「携帯ゲームをする子が増えているが、親子のコミュニケーション方法の一つとしてわらべうたを活用してもらいたい」と話していた。
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