【群馬】踊って祝う「オオタドン」 太田市美術館・図書館開館記念
2階テラスで八木節笠踊りを踊る人たち=太田市で
今月グランドオープンした太田市美術館・図書館の開館記念パフォーマンスとして、さまざまなダンスや舞踊などからなる「オオタドン」が同館の内外で行われた。来館者は迫力あるさまざまなライブを間近で楽しんだ。
タイトルのオオタドンは、上毛かるたに詠まれた「太田金山子育呑龍(かなやまこそだてどんりゅう)」が響きが良いことから付けたという。出演したのは主に市内で活動するヒップホップや太極拳、社交ダンスなど七団体と「東京あたりのダンサーズ」。
真新しい白壁の二階テラスで八木節を披露したのは、同市八木節連合会の面々だ。「チャカポコチャカポコ」というリズムに合わせ法被姿の女性たちは笠(かさ)踊りを披露。慣れている踊りだがテラスという初めての舞台にいささか緊張気味の様子だった。
二十六日からは開館記念展「未来への狼火(のろし)」が開催される(七月十七日まで)。太田が、昔から「ものづくりのまち」であることを絵画や工芸、写真、映像などさまざまなアーティストの作品を交えて表現するもの。午前十時~午後六時、月曜休館(七月十七日は開館)。一般八百円、学生・団体六百四十円、中学生以下無料。問い合わせは同館=電0276(55)3036=へ。 (粕川康弘)