【栃木】待機児童 ゼロ達成 宇都宮市「隠れ」は333人
宇都宮市は、認可保育所に入れない待機児童数が四月一日現在でゼロを達成したと発表した。昨年の同時期には二十九人いたが、既存保育園の増築などの対策が効果を上げた。一方、国の統計に含まない「隠れ待機児童」は三百三十三人いることも明らかにした。
市によると、保育所の定員は昨年同時期より四百七人増やした。入所数は一万九十二人の申し込みに対し、同七百二十人増の九千七百五十九人。入所できなかった三百三十三人は全員が近所など特定の園の希望者で、国の定義では待機児童に含まれないという。
このうち三人は三月から国の新基準で待機児童に含まれる「育児休業中だが、復職の意思がある」ケースだったが、いずれも特定の園の希望が強く待機することとなったため、隠れ待機児童扱いとなった。
保育ニーズは年度途中も増えるため、市内でも昨年十月一日現在の待機児童数は百十九人にまで増えた。市は来年三月末の待機児童ゼロを目指し、引き続き対策を重ねるとしている。 (藤原哲也)
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待機児童@【栃木】待機児童 ゼロ達成 宇都宮市「隠れ」は333人
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