あなたの「いちおし」福助人形は? 堺「山口家住宅」で総選挙
幸福を招くとされる福助人形を集めた「新春 まちなか福助人形展 夢見る福助」が開かれている堺市堺区の「町家歴史館 山口家住宅」で、初の総選挙が実施されている。展示されている63点の福助人形から、「いちおし」の人形をアンケートに記入する形式で、市文化課は「じっくり人形を見てもらえるはず」。
福助人形展は山口家住宅とともに、「町家歴史館 清学院」「堺伝統産業会館」「さかい利晶の杜」「堺市博物館」「みはら歴史博物館」の市内計6会場で開催しているが、総選挙の企画は山口家住宅のみ。
福助人形は江戸中期から広まったとされ、ちょんまげやかみしも姿で正座しているものが多く、ユニークな表情が特徴。幸福を招くとして店先などに飾られている。
明治時代に堺で創業した足袋・靴下会社「福助」が平成16年に約1700点の福助人形を市に寄贈。市では21年から福助人形展を開いており、今回は6会場で180点を集めた。25日まで。
山口家住宅は火曜休館で、入館料は高校生以上200円、中学生以下無料。問い合わせは市文化課(電)072・228・7143。