大阪府は、地球環境に配慮したデザインや機能を備えた建築物の設計者らを表彰する「おおさか環境にやさしい建築賞」の受賞者を決定した。府知事賞の建築物は自然採光や屋上緑化などを実施しているベルランド総合病院（堺市中区）が選ばれた。

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府知事賞に選ばれた「ベルランド総合病院」

　同賞は、地球温暖化やヒートアイランド現象を防止する取り組みの一環。昨年度まで「大阪サステナブル建築賞」として表彰していたが、今回から同様の趣旨で行われていた大阪市の「キャスビーおおさかオブザイヤー」と一本化した。

　知事賞の同病院は地上１０階建て、地下２階で延べ床面積は約４万３千平方メートル。人感センサーによる廊下、トイレでの照明制御をはじめ、超節水型便器による使用水量削減、井戸水をトイレの洗浄水、散水栓に使用するなどしている。

　大阪市長賞はヤンマーフライングワイビルディング（大阪市北区）が受賞。地上１２階建て、地下２階で延べ床面積は約２万１千平方メートル。太陽光発電や風力発電などを備えている。住宅部門賞は大阪ひびきの街ザ・サンクタスタワー（同市西区）が選ばれた。