阿蘇山で噴煙1600メートル 昨年10月以来、けが人なし
18日午後4時57分ごろ、熊本県・阿蘇山の中岳第1火口で小規模な噴火があり、噴煙が火口から高さ1600メートルまで上がった。阿蘇山の噴火で噴煙が千メートルを超えたのは、昨年10月23日以来。県警や消防によると、けが人などの被害はない。
気象庁は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を維持し、火口から1キロの範囲では噴石や火砕流に注意するよう呼び掛け。
福岡管区気象台によると、中岳第1火口では昨年9月の噴火で噴煙が高さ2千メートルに達し火砕流も発生。気象庁は警戒レベルを3(入山規制)に引き上げたが、その後の活動は停滞し、昨年11月24日に警戒レベル2になった。