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梅毒患者増、「妊婦の早期診断・治療を」-産科婦人科学会、先天梅毒を懸念

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梅毒患者増、「妊婦の早期診断・治療を」-産科婦人科学会、先天梅毒を懸念

医療介護CBニュース 3月16日(水)13時44分配信



梅毒患者増、「妊婦の早期診断・治療を」-産科婦人科学会、先天梅毒を懸念

梅毒患者の報告数の推移(国立感染症研究所の資料を基に作成)

 梅毒患者の増加や胎児が感染する「先天梅毒」の報告が相次いでいることを受け、日本産科婦人科学会は会員の医師らに、妊婦の教育を徹底し、早期診断・治療を行うよう求めている。同学会は、感染が拡大する恐れがあることや、女性の梅毒患者が増加傾向となっていることなどを挙げ、「先天梅毒も今後増加してくる可能性がある」としている。【新井哉】

【「梅毒患者増、『妊婦の早期診断・治療を』」のグラフ付き記事】

 国立感染症研究所によると、今年の梅毒患者の報告数(3月6日時点)は581例。感染症発生動向調査事業が始まった1999年以降で最多となった昨年の報告数(2660例)を上回るペースで増えている。

 先天梅毒の患者報告数は、2014年に前年比2.5倍の10例を記録。昨年の発生動向についても、同学会は「全国各地での先天梅毒症例の報告も散見されており、注意が必要」としている。

 また、妊娠初期の感染症検査がすべて陰性であった妊婦が、口唇による性的接触で梅毒に感染し、出生児が先天梅毒と診断された症例も報告されていることを挙げ、「妊娠中に梅毒を疑う症状を認めた場合には、問診と血液検査再実施などを行うことが重要」としている。

 梅毒は性交渉時の接触感染が主流で、感染すると2―3週間後からリンパ節炎や皮膚症状が現れる。早期に発見して治療を行えば完治するが、治療しないと症状が段階的に進行し、中枢神経が侵されて死に至ることもある。妊娠している人が梅毒に感染した場合、流産や死産の原因となることもあるという。


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