自民党支部の支部長なのに「任期切れ」などと虚偽の文書を配布され、名誉を毀損(きそん)されたとして、前大阪府議の出来成元氏が22日、同党の佐藤ゆかり衆院議員(大阪11区)を相手に、330万円の損害賠償や文書の訂正、謝罪を求める訴えを大阪地裁に起こした。
訴状によると、昨年8月の同府枚方市長選に絡み、佐藤氏は地元党員や同党の衆参両院議員に対し、出来氏の名を挙げるなどして「任期切れにもかかわらず(枚方市)支部長を名乗り続けている」との文書を送付。出来氏が党大阪府連で懲罰の対象となっている印象も与え、政治活動に影響を与えたと主張している。