西日本鉄道は22日、福岡市中心部のバス高速輸送システム(BRT)で導入を目指す連結バスの試験走行を始めた。連結バスは通常の路線バス車両2台をつなげるようにした外観で、長さは18メートルある。定員は約130人と、通常の2倍近くに増えるため、輸送力の強化につながると期待されている。
【写真特集】福岡市中心部を験走行するBRTの連結バス車両
連結バスは、西鉄や福岡市が6月からの導入を目指している。当初2台態勢で、博多港や博多駅、天神などを循環する計画だ。
今回の試験走行は22~24日と26日の計4日間、午前10時ごろから午後4時ごろにかけて走る。交通量の多い時間帯にバス停で止まれるかや、交差点で曲がれるかなど安全に運行できるか確認する。この日は、連結バスが午前中に博多港国際ターミナルを出発した。【神崎修一】